アラミドコーヒー3つの基準
ジャコウネコのコーヒーの中でも最高品質のコーヒーだけが名づけられるアラミドコーヒーの称号。
このアラミドコーヒーと呼ばれるには、3つの基準を満たすことが必要です。
1.野生のジャコウネコが集めたコーヒー豆であること
シベットコーヒー(ジャコウネコのコーヒー)が世界一のコーヒーとして、広まると同時に、檻の中でジャコウネコを飼育し、人間の手によって、コーヒー豆を与えてコーヒーを収穫する生産者も増えてきました。今では、コピルアク(コピルアック)と言われるジャコウネコのコーヒーは、一般に飼育されたジャコウネコから取れたコーヒーとなっています。
一方で、ジャコウネコの生態の調査結果によると、もともと活発な性格のジャコウネコを檻に閉じ込めておくと、ストレスが多くなり、美味しいコーヒー豆を見分けられなくなったり消化機能が悪くなり、シベットコーヒー本来の複雑な風味と香りが作り出されなくなってしまうことが分かっています。
そこで、シベットコーヒーが称される豊かなアロマをきちんと味わえるよう、野生のジャコウネコがあつめたコーヒー豆であることがアラミドコーヒーの条件です。
2.自然農法のコーヒーの森から取れたオーガニックコーヒーであること
ジャコウネコとコーヒーは共存共栄の関係。
ジャコウネコが食べたコーヒーの実は、果実の部分だけが消化され、コーヒー豆は排泄され土に還ります。そして、土に還ったコーヒー豆からは、新しい芽が出てコーヒーの木が育ちます。
このサイクルを繰り返し、ジャコウネコが長い年月をかけて、コーヒーの森を創っています。
このように、本来は、自然のおすそ分けであるシベットコーヒー(ジャコウネコのコーヒー)ですが、人工的にコーヒー豆をジャコウネコに食べさせるなどして、自然の営みとは異なるサイクルの中で、作られるものも出てきました。
アラミドコーヒーは、本来の自然のおすそ分けとしてのシベットコーヒー(ジャコウネコのコーヒー)を大事にするとともに、持続的な生産と生態系の維持も大事にし、ジャコウネコが創った自然農法のコーヒーの森から取れたコーヒーだけがアラミドコーヒーと呼ばれます。
3.コーヒー豆の収穫〜焙煎まで(Seed to Cup)まで、フェアトレードの基準で、各工程を丁寧に行い作られたフェアトレードコーヒーであること
アラミドコーヒーは、自然の中になる共存・共栄の関係の中で作られます。この関係性はまさしく、“フェア”な関係性。
フェアトレードの仕組みの中で、お客様・生産者・環境すべてにおいてフェアな関係性を保って製造することで、本物の“世界一のコーヒー:アラミドコーヒー”を提供できるのです。フェアトレードの仕組みの中で作られたジャコウネコのコーヒーだけが、アラミドコーヒーと呼ばれます。
そんなアラミドコーヒーの中でも、私たちのアラミドコーヒーは、フィリピンのフェアトレード認証を受けたフェアトレードコーヒーでもあります。
私たちは、日本で唯一、このアラミドコーヒーを生豆で日本に輸入する資格を持ち、
日本で自家焙煎した新鮮なアラミドコーヒーをお届けしています。
「世界一高いコーヒー」と呼ばれる理由は、一つ一つ自然の営みを大事にしながら、手間暇を惜しまずに集めたコーヒー豆だからこそ、頂ける称号なのです。
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